女性はやっぱりダイヤモンドが欲しい！？

2014/10/16 2022/06/28

誕生石や希少色石の人気は、一部の宝石好きには広がっていますが、
一般的には「ダイヤモンド至上主義」的な考えが多いような気がします。

やっぱりクリスマス時期にはダイヤの商品がよく売れますし、
もちろん、プロポーズの時にもダイヤのエンゲージリングが定番です。

なぜ、ダイヤなの？

歴史的に見ると、18世紀までダイヤはそれほど注目されていませんでした。
ルビーやエメラルドといった色石が宝石の王者の位置をしめていました。
それが、大きな鉱山の発見と“ブリリアントカット”の発明で一気に人気急上昇となったのです。

ブリリアントカットはダイヤを５７面にカットし、光の反射角を緻密に計算した最も輝かせる究極のカットです。
初めてブリリアントカットを施したダイヤモンドを手にした人は、そのきらめきに心奪われたに違いありません。
その後、ダイヤモンドは度々紛争の原因になるくらい人々を魅了してきました。

余談になりますが、ダイヤモンドが物質の中で１番硬度が高いことはよく知られていますが、
その硬いダイヤをどうやってカットするのでしょうか？
それには、同じダイヤを使います。ダイヤモンドの粉末でカットし研磨するのです。
ダイヤは方向によって硬い方向と柔らかい方向ががあるので、方向を見極めてカットする必要があります。

ダイヤモンドは永遠・・・

ダイヤモンドが人気の理由を考えた時、希少性や投機的な価値を除けば、
やはり輝きの美しさと、もうひとつ【永遠】というキーワードがあるのではないかと思います。
宝石はどの石も何億年もの年月を経て現れるので、どれもロマンティックではありますが、
特にダイヤモンドは１番硬度が高いということもあって、
これからもずっと変わらず輝き続けるということで、永遠の象徴となっています。
男性から女性にプレゼントする際に【永遠の愛を誓う】証としてのダイヤモンドなんですね。

４Ｃとは？

ダイヤモンドは４つのＣ（Carat,Color,Clarity,Cut）で評価が決まります。
高価な商品を購入する際は鑑定書で確認してください。

Carat（カラット）
キャラットは宝石の重さの単位で、１キャラット(1ct)は0.2ｇに相当します。

Color（カラー）
カラーは、最高のクラスとされる無色のDカラーからZカラーまで23段階のグレードにわけられています。
Dカラーに近いほど希少性があり高く評価されます。

∥ ＤＥＦ ∥ ＧＨＩＪ ∥ Ｋ　Ｌ　Ｍ　∥ Ｎ・・・・・・・・・・・・・Ｚ ∥
∥無色　∥ほぼ無色∥わずかな黄色∥非常に薄い黄色・・・うすい黄色∥

Clarity（クラリティ）
クラリティは、ダイヤモンドの内包物やキズの程度を基準に評価し以下の11段階のグレードにわけられています。
∥ＦＬ∥ ＩＦ ∥ ＶＶＳ１∥ＶＶＳ２∥ ＶＳ１∥ ＶＳ２ ∥ ＳＩ１ ∥ ＳＩ２∥Ｉ１　∥Ｉ２　∥Ｉ３　 ∥

Cut（カット）
ダイヤモンドの美しい輝きは、正確で高度なカット技術から生まれます。
カットグレードは、ダイヤモンドのプロポーションと研磨技術を評価する基準です。
∥　　ＥＸ　　∥　　ＶＧ　　 ∥ 　Ｇ　∥　Ｆ　∥　Ｐ　 ∥
∥エクセレント∥ベリーグッド∥グッド∥フェア∥プアー∥

小さなダイヤ（カラット数が小さい）の場合はあまり４Ｃの表示をしません。
目で見て、カラーとカットを判断するといいでしょう。
小さいとクラリティはあまり解りません。
カラーが無色に近いか、キレイに輝いているか、白っぽくないかくらいは自分での判断基準として覚えておきましょう。

クラリティの基準が低かったり、カラーが少し黄色がかっていたりしても、
カットがよくて輝きがいいものもありますし、４Ｃにあまりとらわれずに、個人の審美眼を持つことも大切です。

ピンクダイヤ、ブルーダイヤ、イエローダイヤなど
カラーダイヤの評価については、また別に記載したいと思います。